21歳になって思うこと。そして自戒の言葉

先日、僕は21歳になった。

これまでの人生を振り返ってみると、僕の人生には立ち止まっているような時期がある。高校時代に引きこもり、その結果勉強についていけず浪人した。大学入学後に精神的に少し病み、その結果単位が足りず留年した。それらの時期には何か別のことに打ち込んでいたというわけではなく、本当に何もしていない状態だった。幸いにして今は精神的にも落ち着いてきて、立ち止まる原因だった悩みもほとんど無くなり、少しずつ人生を歩み始めている。

そんな中で最近思うことが1つある。
自分よりも若い年齢で何かに打ち込んでいたり実績を上げてたりする人を見ると、嫉妬のような感情が芽生える。人に対して嫉妬しているのではなく、僕が人生に立ち止まっていたような時期に、その人が何かをできる環境にあり、その環境を活用し、人生を猛スピードで駆け抜けていく状態に嫉妬するのである。プログラミングを例に挙げてみると、中高生の時から、さらには小学生の時からプログラミングを始めている人がいる一方で、僕がプログラミングを始めたのは大学生になってから出、今でもまだ1年経っていない。僕が小学高校学年の時から家には家族共有のPCがあったし、高校1年の時には自分のPCを買ったというのに、大学に入るまではプログラミングに関心を持つことなど一切無かった。環境が十分整っていたのにその環境に気付かずに何もしなかった過去の自分に対する憤りのようなものが、この嫉妬のような感情に含まれているのかもしれない。

これまでの人生に後悔しているわけではない。過去のその時点その時点毎に何らかの選択をして、その選択が積み重なってできた人生である。正常な判断が出来る状態だったかは定かではないが、曲がりなりにも自分自身で選択してきた人生なので、その選択を信じている。

今という時点において精一杯の選択をすること、そして今ある環境を見落とさないように気を付けること。
これを頭の片隅に置きつつ、21歳の1年間を生きていこうと思う。